管理栄養士による食育指導
リーフおとなこども歯科湘南台では、「マイナス1歳からの予防矯正」という歯医者さんでの食育プログラムを行っています。
マイナス1歳からの予防矯正とは?
◇お子様の歯並びが悪くならないように、食生活の部分のお話しをさせて頂き「予防」していくこと
◇そして歯並びが良くなっていくことで全身の健康へと繋げていきたい
と思っています。
今日は『哺乳瓶の選び方おススメポイント』「母乳とミルクについての長所と短所」についてです。
まず哺乳瓶の選び方、使う哺乳瓶によってお口に影響を及ぼしてしまうのです・・・。
哺乳瓶の種類としては、大きく「吸引型」「咬合型」があると思います・
吸引型・・吸引型がストローで飲むのと同じようになります
咬合型・・お母さまの母乳と同じように、飲むのと近い形となります
ですので、今回のおススメは「咬合型」〇です。お子様は「吸って飲む」という楽な方法を頭で覚えてしまうと、吸引型から途中で「咬合型」に変えたときに、噛まなければ出ない・飲めないという状態になってしまい、移行するときに苦労してしまう可能性が出てきてしまいます。
沢山のメーカーがあり、特徴も踏まえて選択して頂けたらと思います♪
母乳についてのお話しですが、お母さま方も知っている情報かと思いますが
何故?母乳が良いか?粉ミルクとの違いで良く言われることとしては、ミルクと母乳を比べると、母乳には「栄養素」「免疫獲得成分」が含まれているというのがご存知でしょうか?
合わせて、私達から知って欲しいこととしては「母乳を飲むということは、咀嚼(噛む)機能を育てるということの第一歩だということを知って頂けたら嬉しく思います。離乳食の柔らかい、ベタベタドロドロのものから与えてしまうと、お口の機能獲得がしにくくなってしまう可能性があるのです。将来の歯並びに影響してしまうことがあるという事も、知って頂けたらと思います。
では「母乳」「ミルク」それぞれの長所と短所ですが
ミルク
<長所>
・どこでもお子様に与えることができる
・お母さまの母乳の出の量に左右されることがない
・お母さまの体調に左右されることがない
・分量が調整しやすい点がある
<短所>
・免疫機能を獲得できない
・お口の基礎体力が獲得できない
・味覚形成が不十分
母乳
<長所>
・免疫機能を獲得することができる
・お口の基礎体力を獲得できる
・母乳の味が味覚を形成する
・コミュニケーションの形成
<短所>
・母乳の出の量には個人差があること
・与える場所が限られてしまうこと
・保護者の食事の内容に影響されること
などが挙げられます。次回は母乳と周囲筋についてお話しさせて頂きます。