銀歯以外って何があるの???
先日、被せ物が取れてしまったという患者様が来院されました。
以前の歯医者さんで「銀歯(金属)のかぶせ物」を付けられていました。
今回新たに作り直す必要性があり、かぶせ物を選んでいただかなければいけませんでした。
患者様からも「銀歯以外のかぶせ物って、他に種類があるのですか???」と質問を受けたので、その時にお話しした内容を、お伝えさせて頂きます🦷
かぶせ物の種類について
まずは大きく
①金属を使ったもの
※銀歯のかぶせ物の写真
②白い材料を使ったもの
※白い素材のかぶせ物(オールセラミック)
※白い素材のかぶせ物(ジルコニア)
この2つに大きく分かれます。
被せ物の治療には、いろいろな治療・素材があります。それぞれの特徴・長所・短所があるので、患者様にとってベストな選択をして頂けたらと思います。
被せ物+土台で2重の構造 ※中にはかぶせ物の場合だけの時もあるので、土必ず2重の構造という訳ではないです。
土台の種類
ファイバーコア
★ほどよい強さがあり、しなかや。
★歯根破折になりにくい。
★金属を使っていないので、
金属アレルギーの心配がありません。
★歯肉の変色がありません。
★天然の歯に性質が近く、
歯に優しく長持ちしやすい。
★透き通った自然な歯の白さを出せる。
金属(メタルコア)
★天然の歯より固い
★歯根破折になる可能性が他より高い
★歯根破折すると抜歯になる。
★金属なので、金属アレルギーの原因になる。
★歯ぐきとの境目が変色がしやすい。
<土台の選択によって変わるリスク>
メタルコアによる歯根破折
メタルコアは歯よりも固いので、強い力がかかると、自分の歯を傷つけたり、歯の根が割れて(歯根破折)しまいます。歯根破折すると、歯を残すことは難しく、ほとんどが抜歯になります。
かぶせ物の種類
<金属の物 銀歯について>
メリット
・硬く、強い噛む力にも
耐久性がある
・適用範囲が広く、様々なケースで
使用できる
・健康保険が適用できる
デメリット
・硬いため周りの歯を、傷める
ことがある
・虫歯が再発しやすい
・腐食・変色のリスクがある
・隙間が生じやすい
・金属アレルギーになる可能性がある
<白い材料(emax)オールセラミック>
メリット
・歯に近い色と透明感がある
・汚れがつきにくく変色しにくい
・曲げ強さがあり、かなり割れにくい
・歯とほぼ同じ硬さなので周りの
歯を傷めにくい
・アレルギーの心配がない
デメリット
・極度に強い衝撃を加えると
割れることがある
<ジルコニア>
メリット
・汚れがつきにくく変色しにくい。
・emax(セラミック)以上の強度があり、
「白い金属」と言われるほど丈夫である。
・一番力のかかる奥歯におすすめ★
・金属アレルギーの心配がない。
デメリット
・emax(セラミック)より
透明感がない。
・極度の衝撃を加えると割れて
しまうことがある。
今回は代表的な3つの素材をご紹介致しました。歯の場所によっては保険の中で行える白い被せ物が適用されることもあります、お口の状態・歯の状態を見させて頂けるとお答えできますので、リーフおとなこども歯科湘南台でお待ちしております。