マイナス1歳からの予防って?
リーフおとなこども歯科湘南台では、小さなお子様が検診で来て下さることが増えてきています。
お母様と一緒に来院され、一緒に検診を受けて頂けるのは当院としてもとても嬉しく思います。
当院では「マイナス1歳からの予防矯正」というプログラムを行っています。
マイナス1歳からの予防矯正とは?
◇お子様の歯並びが悪くならないように、食生活の部分のお話しをさせて頂き「予防」していくこと
◇そして歯並びが良くなっていくことで全身の健康へと繋げていきたい
と思っています。
小児期にお口の機能に問題があることで「身体能力の低下や、集中力や記憶力の低下、お顔立ちや健康にも悪影響を及ぼしてしまいます」
当院では、お子様の健やかな成長を応援することを目的に、各年齢のステージで食育指導をお話しさせて頂いています。
まずは「産前」でお母さまに知っておいて欲しいこと👈
「歯周病による赤ちゃんへの影響」のお話しをさせて頂きます。
気付かないうちに進行している「歯周病」の恐さ
歯周病は、体が健康な状態でもかかってしまう、自覚症状を感じにくい病気です。お口の中が不健康であることによって、生まれてくる赤ちゃんに様々な影響を与えてしまいます。
「歯周病が引き起こす2つのこと」
①低体重児のお子様の出産②早産のリスク
この2つがあります。
早産とは・・妊娠22週から36週6日の間に出産すること
低体重児とは・・出生時に体重が2500g未満のことを指します
※厚生労働省によると毎年10%程の赤ちゃんが「早産」「低体重」で産まれているとのデータも出ているようです。
「早産」「低体重」が起こす赤ちゃんへの影響
①成長が遅れてしまうこと
②顎が小さいこと、歯並びへの影響、歯の大きさへの影響があります
③合併症をきたす可能性があること
です。
では歯医者さんでできる事って???
正に「歯周病の予防」をして生まれてくる赤ちゃんへのリスクを少なくしてあげることが大切だろ思っています。
産前には歯周病の予防のために、歯科検診を受けて頂くことが重要だと考えています。
妊娠中は、お口の中の環境が悪くなりやすくなってしまいます。妊娠中には女性ホルモンのエストロゲンが増加すると「歯周病菌」が活発に活動してしまうと言われています。お母さまのお腹の中にいる赤ちゃんは、お母さまのお口の中が重度な歯周病の場合、早産や低体重児のリスクは7倍にもなると言われています。
妊娠前からの歯医者さんでの、予防・検診を受けて・歯の表面の清掃や・歯石取りがとても重要になってきます。もちろんご自宅での歯ブラシも、とても重要な点です!
早産・低体重児のお子様の育児について・・お母さまからどう育てれば?という質問がありましたが、
他者や月齢を見るのではなく、その子自身の成長のスピードを見て頂きたいと思いますし、1つ1つの段階をこなしていって頂きながら、スキンシップを取って大切に、可能な限り母乳を与えて頂けたらと思っています。
マイナス1歳からの予防矯正については、今後もこちらのブログにて情報発信を行っていきたいと思います🦷